口蹄疫、自衛隊と警察を追加派遣 首相「危険な意味で節目」政府は10日午前、口蹄疫対策本部を開き、宮崎県都城市で新たに感染した疑いのある牛が見つかったことを受け、感染封じ込めに向けた今後の対応策を協議した。 菅直人首相は「危険な意味での大きな節目に当たる。迅速な初動対応が何より重要で、緊張感を持って対応したい」と述べ、拡大防止に全力で取り組むよう関係閣僚に指示した。 政府は自衛隊30人、警察官140人の現地への追加派遣を決定。農場や国道などでの消毒作業にあたらせる。 口蹄疫対策特別措置法に基づく、周辺地域の家畜に対するワクチン接種や予防的殺処分には現時点では踏み込まない方針。山田正彦農相は会合後、記者団に「殺処分した家畜の埋却は午前中に終える」と述べた。 対策本部は菅内閣の発足に伴い、9日にも会合を開いたばかり。小川勝也首相補佐官が同日に現地入りしたほか、新たに現地対策本部長に就任した篠原孝農林水産副大臣も10日午前に宮崎入りし、地元自治体や関係者と連携して今後の対応策を検討する。 【共同通信】
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