荒井聰国家戦略相の領収証にはパチンコ関連のCD代も含まれていた=10日午後、東京・永田町、葛谷晋吾撮影(画像の一部を修整しています)
荒井聰国家戦略相の領収証にはコミック代も含まれていた=10日午後、東京・永田町、葛谷晋吾撮影(画像の一部を修整しています)
荒井聰国家戦略相の領収証にはマッサージ治療室のものも含まれていた=10日午後、東京・永田町、葛谷晋吾撮影(画像の一部を修整しています)
民主党の荒井聰国家戦略相の政治団体「荒井さとし政治活動後援会」(東京都府中市)の事務所費などの経常経費に、漫画本37冊やマッサージ代などが含まれていることがわかった。同会が実態のない事務所を総務省に届け出ていたという報道を受け、民主党が10日に公開した同会の2007〜09年分の領収証から見つかった。
開示された事務所費や備品・消耗品費の領収証には、少女漫画の「パラダイス・キス」(5冊、計4495円)や、パチンコ関連の音楽CD、有名作家の推理小説などの書籍、雑誌が並んでいた。
また、札幌市のスーパーで購入した長ネギや牛乳、いため油などの食料品の領収証(2547円)や同市内のマッサージ治療室の領収証(2300円)も含まれていた。
荒井氏は「経理責任者の判断だと思うが、適切だったかといえば、少し反省しないといけないと思う」と答えた。
民主党が領収証を公表した国会議員は荒井氏、過去に事務所費の処理をめぐる一部報道のあった川端達夫文部科学相と蓮舫行政刷新相の計3大臣。
細野豪志幹事長代理は9日に荒井氏、10日には川端、蓮舫両氏に電話で聞き取りをしたうえで、各事務所から保管期限の3年分の領収証を提出させ、党本部で違法な支出や架空支出がないかどうかを調査した。