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【芸能・社会】

SMAP騙された ドッキリドラマ

2010年6月10日 紙面から

 SMAP主演で、史上初のドラマが制作されたことが9日、分かった。テレビ朝日系で7月1日放送の「毒トマト殺人事件」(午後7時57分)がそれ。実はこのドラマ、今年1月10日に放送された同局「SMAPがんばりますっ!! CHAN TO SHI NAI TO NE!スペシャル」の裏側で本人たちに黙って制作されたドッキリドラマなのだ。

 「−がんばりますっ」は、SMAPがそれぞれ体を張ったチャレンジ特番。中居正広(37)は無人島で鬼ごっこ、木村拓哉(37)は2泊3日トマト生活、草なぎ剛(35)は東京・目黒区の坂の走破、稲垣吾郎(36)はカラオケで100点、香取慎吾(33)は24時間の縄文時代生活に挑んだが、同時に「SMAPに内緒で主演ドラマを作る」企画が進行していた。

 物語は、架空の番組「SMAP世界の野菜を喰らう」の司会、同局の大下容子アナウンサーが自宅で殺害されるところからスタート。容疑者は番組で同じトマトを食べていたSMAPの5人。平泉成(66)ふんする刑事が犯人を追いつめ、逮捕するまでをコミカルかつシリアスに描く。

 ドラマでの配役は、香取が謎の縄文人、稲垣がカラオケボックスの住人、草なぎが街中を全力で走り続ける男、木村がトマトを食らう吸血鬼、中居が地下要塞(ようさい)の支配者。それぞれが無意識にとっていた行動が重要な役割を果たす。平泉はロケ現場にこっそり潜入、メンバーの動きに合わせて演技した。

 別々のロケが実はつながっていたことになる。作品を見た中居は「今この瞬間も、ドッキリを仕掛けられているんじゃないか、って心配になるよ」。木村は「僕らの性質、性格をよく理解してそれをも手玉に取ってるね。素の表情をこれだけのストーリーにするとは…」と舌を巻き、香取も「これは本当に史上初じゃない? 視聴者として楽しんで見ちゃった」とうなった。

 同局は「あのSMAPがドッキリにかかっている、という状況をくんで楽しんでもらえたら」と話している。

◆謎の“潜入捜査官”も登場

 ドラマには、ある俳優が“潜入捜査官”として、あるメンバーに接近。至近距離にいながらまったく気づかなかったことに、メンバーは驚きの声をあげたとか。潜入捜査官が誰で、どこに潜んでいたのかも注目だ。

 

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