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【SS元船長 求刑(4)完】「日本人に敵意」… 日本語言い違え、慌てて「世界で最も尊敬できる人」 (3/3ページ)
このニュースのトピックス:シー・シェパードの調査捕鯨妨害事件
《こう言った後、ベスーン被告は、すぐに動揺したような様子を見せた。何か言い間違えたようだ。弁護人も気づいたのか、驚いた様子でベスーン被告を見る。ベスーン被告が慌てて言い直す》
被告「敵意を持っていません。捕鯨活動をする人には敵意を持っていましたが、日本に来る前にそれが間違っているのに気づきました。今では、日本人は寛容で思いやりがあり、世界でもっとも尊敬できる人だと思っています。今では、(日本人に)敵意を抱くことはなく、違う考えを持っている人だと思っています」
《南極海で日本船に侵入した後、身柄を拘束されたベスーン被告だが、日本に移送されるまでの間、捕鯨船団の日本人乗組員と一緒に食事をするなど、生活をともにしていた。その生活が、日本への感情を変えたと言いたいのだろうか》
被告「日本の人々が私に悪い感情を持っていることは理解しています。私は私の考えで行動しました。誰も傷つけたくはありません。一日も早く尊敬する日本の人々と捕鯨に対する意見の対立が終わることを望みます」
《ベスーン被告は、多和田隆史裁判長の方を向いて一礼し、意見陳述を終えた。後ろの傍聴席から見ると、両手を胸の前に持ってきて、祈るようにしているのが分かる》
《多和田裁判長が、意見陳述の書面を裁判長に提出するよう弁護側に指示し、公判は終わった。次回の判決公判は7月7日午後3時半からの予定だ》
=(完)