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【SS元船長 求刑(4)完】「日本人に敵意」… 日本語言い違え、慌てて「世界で最も尊敬できる人」 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:シー・シェパードの調査捕鯨妨害事件
(15:00〜15:10)
《懲役2年の求刑を受けた後、裁判長に促され証言台の前に立ったピーター・ジェームス・ベスーン被告(45)。ゆっくりと日本語で、手にした書面を読み上げ始めた。英語なまりが強く残った片言の日本語だが、声は高く、はっきりと聞き取れる》
被告「私が日本の皆さんに理解していただきたいことを2つ述べたいと思います。私が抗議活動に参加した理由ですが、日本の違法な捕鯨活動を抗議しようとしたのであり、乗組員にけがをさせようとする意図はありませんでした」
《ベスーン被告はまず初めに反捕鯨論に簡単に触れ、そのうえで、捕鯨妨害で日本船の乗組員を傷つける意図がなかったことを強調した。そして改めて反捕鯨論を展開していく》
被告「私は、日本には日本の、ニュージーランドにはニュージーランドの法律があり、捕鯨に対する考えが違うのも理解しています」
「しかし、日本の調査捕鯨は実際は『商業捕鯨』であり、違法であるのに加えて、とても残酷です。クジラは錨(いかり)を撃ち込まれて血を流しながら死にます。そしてすぐに解体され、食用に加工されます。日本では高タンパク食品として取引されています」
「そのような捕鯨活動は、商業捕鯨と変わりません。日本は調査捕鯨の名目で1万頭(のクジラ)を捕ってきました。これほど多いのは日本だけです。国際捕鯨委員会(IWC)も批判しています」