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2010年6月9日(水) 19:30 |
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人口成育サワラの稚魚引越し
先月、人工授精したサワラの卵は、高松市の屋島栽培漁業センターでふ化させ育てられていました。 稚魚に育ったサワラが9日漁場の近くへ移されました。
サワラの稚魚の引越しです。 体長およそ4センチのサワラの稚魚です。 高松市の屋島栽培漁業センターが先月、人工授精した卵をふ化させ、およそ1か月間、育ててきました。 午前8時センターの職員が水槽に入りサワラの稚魚をポンプで吸い上げていきます。 水槽からサワラの稚魚を放流場所に近い中間育成場に移す「サワラの引越し作業」です。 9日移動するのは23万尾のうちの10万2千尾です。 ポンプで吸い上げられた稚魚は、トラックの荷台に置かれたタンクへと移されます。 ふ化した受精卵50万個のうちここまで成長したのは23万尾です。 ともぐいが原因とみられています。 およそ46%の生存率ですが、今年はエサをやる時間帯をかえたことで例年よりも生存率は高いということです。 サワラの稚魚を乗せたトラックは、さぬき市の小田中間育成場に向かいます。 約40分で到着です。サワラの様子を見ます。 稚魚は、海と同じ環境の育成場で10センチぐらいの大きさにまで育てられます。 共食いを避けるため1日に8回こまめにエサやりを行っていくということです。 サワラの稚魚の引越しは10日も行われます。 稚魚は約2週間、岡山、香川にある6箇所の中間育成場で育てられた後、今月23日に瀬戸内海に放流されます。
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