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2010年6月9日(水) 19:30 |
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おかやま愛カードスタートから半年
去年11月、岡山県警が「おかやま愛カード」という事業を始めました。 高齢者ドライバーに運転免許証の自主返納を促すための取り組みです。 始まって半年が経ちましたが、高齢者の事故防止に期待がかかる一方で、課題も見えてきました。
先月岡山市中区で起きた事故。 運転していた84歳の男性がブレーキとアクセルを踏み間違えたのが事故の原因でした。 こういった高齢者の事故を防ぐために始まったのが「おかやま愛カード」事業です。 運転免許を自主返納した65歳以上のドライバーに交付され、商店や交通機関など1200点余りの店でこのカードを提示すると割引などのサービスを受けることができます。 しかし、愛カードの配布が始まる前とそれ以降を比較した高齢者の事故の減少率はわずか2.9%。 また、運転技術に個人差があることを差し引いても、この半年間で自主返納した高齢者は県内の高齢者ドライバー全体のわずか1%という数字も出ています。 あくまでも自主的な返納なので強制力はないものの、このカードの存在が高齢者の自主返納につながる一つのきっかけになればと岡山県警では話しています。
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