日本相撲協会の生活指導部特別委員会が9日、東京・両国国技館で開かれ、週刊新潮に野球賭博疑惑が報じられた大関琴光喜を理事会で直接事情聴取したことなど、一連の経緯が報告された。名古屋場所での暴力団観戦問題で木瀬親方(元幕内肥後ノ海)らを処分したことも報告された。また、同委員会の外部有識者委員3人が、親方衆と十両以上の関取衆を対象にして、11日に講習会を実施することを決めた。木暮浩明外部委員によると、テーマは一般常識や反社会的勢力への対応など。陸奥生活指導部長(元大関霧島)は「こういうこと(暴力団観戦)が起きないよう、今後は講習会を定期的にやっていきたい」と話した。
(2010年6月9日)