NHK京都府のニュース　京都放送局

• 
• 

事件の詳細な場所伏せて審理

京都府内で去年１１月、６２歳の無職の男が女性を乱暴して、けがを負わせた罪に問われている事件の裁判員裁判が９日から京都地方裁判所で始まり、事件のあった詳しい場所を伏せた上で、審理が行われました。
京都地方裁判所で裁判員による審理が始まったのは横浜市青葉区の無職、寺舘剛被告（６２歳）が、去年１１月、京都府内で女性を乱暴してけがを負わせたとして、強姦致傷の罪に問われている事件です。
９日に選ばれた男性４人、女性２人の裁判員が審理にのぞみ、裁判長が冒頭「この裁判では、被害者の秘匿事項があります。犯行場所の詳細や被害者の年齢は、明らかにしません」と述べました。
このあと寺舘被告は、女性を乱暴する際に「『首を絞めるぞ』とは言ったが『殺すぞ』とは言っていない」と述べて、起訴内容を一部否認しました。
このあと検察官は「被告は頭や顔などを何度もなぐった上で犯行に及び被害者に恐怖感と屈辱感を与えた」と指摘しました。
裁判では１０日、被告への質問が行われ、１１日に判決が言い渡されます。

06月09日　21時05分

•