【北陸発】利用好調 700台突破 JR氷見線沿線レンタサイクル2010年6月9日
10〜5月 夏に向け『PR強化』富山県の高岡市と氷見市を結ぶJR氷見線沿線の3カ所で昨秋始まったレンタサイクル事業の貸し出し台数が、700台を突破した。観光のオフシーズンにも利用されたことで、高岡市商業観光課などは「夏の観光シーズン本番に向けもっとPRする」と意気込む。(佐久間博康、永井響太) 貸自転車は、氷見市のJR氷見駅と氷見フィッシャーマンズワーフ海鮮館、高岡市のJR雨晴駅観光案内所に計二十台。両市の観光協会によると、昨年十月から五月末までに、氷見駅から延べで五百八十九台、海鮮館から七十五台、雨晴駅から三十九台の計七百三台が貸し出された。冬場の利用を計二百台と見込んでいた氷見の二カ所は、目標を二倍以上上回った。 レンタサイクルは、雨晴や島尾海岸など両市の海岸沿いの景観を観光客に楽しんでもらい、自転車利用による「エコ」をPRする狙い。一日百円。三拠点で乗り捨てできる。 富山市も今年三月から、フランス・パリの自転車活用システムを国内で初めて導入。五月末現在で会員登録数は七百五十九件、利用は延べ八千八百七回と「予想よりやや多い」(運営会社)という。貸自転車の「力」を借りて県内各市の観光事業も“快走中”だ。
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