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菅首相で「日本は買い」 米著名エコノミスト、消費税上げを評価
このニュースのトピックス:菅内閣
「BRICs」の生みの親として知られる米ゴールドマン・サックスのエコノミスト、ジム・オニール(53)氏が8日、都内で投資家向け講演会を開いた。オニール氏は、菅直人内閣について、「消費税の引き上げや法人税の引き下げなどが実現すれば、世界の関心を集める」と述べ、税制の抜本改革に積極的な姿勢を評価し、日本買いを“推奨”した。
また、最近のユーロ安について「過大評価されていたものが、公正価値に戻っただけ」との見方を示した。
オニール氏は、危機の震源地であるギリシャについて、「(世界経済に)大きな影響を与えることはない」と楽観的な見方を示した。
また、ハンガリーにも財政粉飾の疑いが浮上し、危機が飛び火したことに、「予測不能な事態が起きると、(リーマンショックの)08年を思い出して神経質になりがちになる」とし、市場の過度の反応を戒めた。
ただ欧州の金融機関が多くの中東欧の債権を保有していることから、「これから慎重に見守っていかなければならない」と、先行きに警戒感も示した。
新興国経済については、中国を「米国の個人消費を抜く勢いで、今後10年で最も注目すべき国」と指摘。さらに、バングラデシュを「まだ貧しいが安定している」として、注目国に挙げた。
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