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入院患者のキャッシュカード盗んだ元看護助手に懲役1年10月の実刑判決/横浜地裁

2010年6月8日

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 育成会横浜病院(横浜市保土ケ谷区)で入院中の末期がん患者の財布から持ち出したキャッシュカードを使って現金を引き出したとして、窃盗罪に問われた横浜市神奈川区松見町1丁目、元看護助手高梨みどり被告(60)の判決で、横浜地裁(佐脇有紀裁判官)は8日、懲役1年10月(求刑懲役2年6月)を言い渡した。

 佐脇裁判官は、高梨被告が9回にわたって計約101万円を引き出したことを認定した上で「意識がもうろうとした末期がん患者なら、発覚しないだろうと考えたことは卑劣かつ巧妙。口座残高が無くなるまで引き出し、金はパチンコ代に使った犯状は悪い」と指摘した。

 判決によると、高梨被告は昨年9月から10月までの間、男性(79)のキャッシュカードを使い、横浜市内の銀行で現金を引き出して盗んだ。

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