北朝鮮の中国人射殺、韓国スパイと間違えた可能性=報道
[北京 9日 ロイター] 4日に中国遼寧省の住民が北朝鮮との国境で銃撃を受けて死亡した事件について、9日付の中国のグローバル・タイムズ紙は、韓国の情報機関員と疑われた可能性があるとの北朝鮮当局者の話を伝えた。
北朝鮮の国境警備隊は、遼寧省丹東市近くの中朝国境をなす川を渡っていた中国人に向け発砲、3人が死亡し1人が負傷した。これを受け、中国外務省は北朝鮮に正式に抗議した。
グローバル・タイムズ紙は、中国国境警備当局者の話として、韓国海軍哨戒艦の沈没事件を受けて北朝鮮は「警戒を強めて」おり、「銃撃された中国人は朝鮮語を話し、迷彩服を着ていたため、北朝鮮兵士は韓国のスパイと思って発砲した可能性がある」というのが北朝鮮側の説明だと報じた。
北朝鮮国境近くに住む中国人には朝鮮系が多い。
北朝鮮側はまた、被害者遺族への補償の用意があり、「この事件により中朝関係が損なわれないことを望む」とも話しているという。
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