宮崎 都城で口てい疫感染疑い
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宮崎 都城で口てい疫感染疑い

6月10日 0時5分

家畜の伝染病、口てい疫が広がっている宮崎県で、9日、県南西部の都城市で、初めて、畜産農家の牛3頭が口てい疫に感染している疑いがあることがわかり、宮崎県は、この3頭と、同じ牛舎にいた6頭のあわせて9頭を処分することを決めました。

口てい疫に感染している疑いがある牛が見つかったのは、宮崎県都城市高崎町の畜産農家です。宮崎県によりますと、9日、この農場の牛3頭に「よだれ」や「舌のただれ」といった口てい疫の特徴的な症状が出ていることがわかり、写真を撮影して農林水産省と宮崎県が協議した結果、3頭は口てい疫に感染している疑いがあると判断しました。このため、宮崎県は、この3頭と、同じ牛舎で近くにいた6頭のあわせて9頭を処分することを決めました。宮崎県は、3頭の検体を遺伝子検査のため東京の動物衛生研究所に送り、結果は、10日の朝、判明する見通しだということです。遺伝子検査の結果が陽性の場合、宮崎県は、この農家で飼育しているほかの牛241頭についても処分することにしています。宮崎県内では、▽県東部の都農町や川南町、それに、▽県西部のえびの市のあわせて2市5町で感染が確認されていますが、都城市で感染の疑いが出たのは初めてです。宮崎県は、10日、この農場を中心とする半径10キロの地域で家畜の移動を禁止するほか、半径10キロから20キロの地域では家畜を外に運び出すことを禁止する方針で、鹿児島県の一部は20キロ以内に含まれる見通しです。