「政治というドラマは、その政治のざわめきと渦巻きの中に身を投じている人間にとっては、そのあいだはひどく花々しいものなのである」(チャーチル「第二次世界大戦」)
…政界の新しい主役たちが浮き浮きしていますね。民主党はさきほど開催した両院議員総会で、枝野幸男幹事長、玄葉光一郎政調会長、樽床伸二国対委員長らの執行部人事を了承しました。で、窮状が伝えられる小沢一郎氏は根が小心なためかいつものさぼり癖か今日は欠席していました。
さて、菅直人新首相には、拉致問題への姿勢をはじめいろいろ思うところもあり、いずれ論じていきたいと思います。でもまあ、とりあえず、明日は新内閣が正式に発足する日でありますね。その現実に沿って、改めてさまざまな問題を考え、述べていこうと思います。
何より、私はこれまで、民主党内の「小沢的なるもの」と「社会党的なるもの」が嫌いであり、問題はそこにあると述べてきました。今回の菅体制も、その残滓はまだまだ消えておらず、特に参院側はどうしようもありません(輿石氏らは残留だし)。でも、鳩山時代よりは前進した(少なくとも表面的には間違いなく)のは事実なので、当面は見守りたい気持ちがあります。
元旦の小沢邸での新年会にいそいそと駆けつけ、小沢氏の政治とカネの問題にも口をつぐみがちだった菅氏が今、小沢系議員を最小限の起用にとどめ、大半を切っているのは、それなりにリアリストであるべき政治家の行動として評価したいと思います。人としてどうかは別として。これは今後どうなるのか、予断を持たずに見ていきたいと思います。
もちろん、新政権の間違っている点や、歪んだ点を指摘し続けるのは当然ですが、究極のポピュリストである菅氏は、それだけにかえって自分の夢にとち狂って寝言を発し続け、日本の国益を損ね続けた前任者よりは手堅いのではないかとかすかな希望を持っています。まあ、大差ない可能性も否定しませんが。
まあ、その場合はすぐはっきりするでしょうし、ダメだと確信したら徹底的にやることにします。鳩山内閣は本当にほめたくてもほめるところがなかったので…。
by watch1938haruo
短信・とうとう「輿石ガールズ…