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裁判所騒然 強盗の被告「裁判員に知り合い」?

 長野地裁であった強盗致傷事件の裁判員裁判で9日、被告の男が「裁判員に知り合いがいる」と発言した。本当だとすれば裁判員の交代が検討される可能性があったが、すぐに被告の勘違いと分かり、審理は約30分後に再開された。

 勘違いしたのは住所不定、無職古川博明被告(23)。昨年11月、東京から長野市内までタクシーに乗り、運転手をハンマーで殴打、運賃約10万円を支払わずに逃げたとして起訴された。

 9日は裁判の2日目。検察側の論告求刑や弁護側の最終陳述の後、裁判長から「言い残したことはありませんか」と問われ、古川被告が「裁判員の中に知り合いがいるんですが、大丈夫ですか」と唐突に申し出た。

 弁護人は「聞いていない!」と驚き、傍聴席にはざわめきが。裁判長が休廷を宣言し、裁判員はあっけにとられた様子で退廷した。

 約30分の休廷中に弁護人が接見すると、古川被告は「昔の知り合いに顔が似ている人がいる」と話したが、該当する氏名の裁判員はいなかった。再開された法廷で弁護人が「人違いですね」と念を押し、被告は「はい」。10日に予定通り判決が言い渡される。

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