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厚労省元係長、元局長の関与改めて否定 郵便不正初公判(2/2ページ)

2010年6月9日

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図   
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 上村被告が元局長の事件への関与を認めたとされる捜査段階の供述調書については、「検事がまったく異なるストーリーを作成した」と指摘した。

 上村被告の供述調書をめぐっては、横田裁判長は5月末の村木元局長の公判で「意思に反した調書が作られた」などとして証拠として採用しない決定を出した。検察側は上村被告の公判でもこれらの調書を証拠採用するよう求めており、横田裁判長は取り調べを担当した検事2人の証人尋問などを経て調書の任意性を検討し、採否を決める。結審は11月25日の予定。(平賀拓哉、岡本玄)

     ◇

 〈郵便不正事件〉 障害者団体向けの郵便割引制度を悪用し、実態のない団体名義で企業広告が格安で大量発送された事件。大阪地検特捜部が昨年2月以降、郵便法違反容疑などで強制捜査に着手した。その後、同制度の適用を受けるための偽の証明書発行に関与したとして、自称障害者団体元会長や厚労省局長だった村木厚子被告らが虚偽有印公文書作成・同行使の罪で起訴された。

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