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2010年6月8日(火) 19:25 |
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障がい乗り越え恩師に作品を
木彫工芸家・南健治さんは、聴覚障害を乗り越え、香川県まんのう町に工房を構え制作に取り組んでいます。 その南さんが、かつて自分を彫刻の道に導いてくれた恩師に恩返しをしたいと4ヶ月かけて制作した作品をプレゼントしました。
高松市川部町にある正音寺に1台の車がやってきました。 降りてきたのは、南健治さん(33歳)です。 南さんは、15年前住職の穴吹信汎さんの勧めで彫刻の道に入りました。 南さんの木彫の作品が車から本堂に運び込まれます。 衝立には、表は龍、裏の面に松竹梅や屋島などが彫られています。 まんのう町の南さんの工房です。 南さんは、香川県立聾学校を卒業して13年間富山県で、伝統の井波彫刻の修行を重ね、一昨年、自宅のそばにこの工房を開きました。 聾学校を卒業する時に、彫刻の道に導いてくれたのが、当時、学校で進路指導をしていた穴吹さんでした。 今回の衝立は、そのお礼を込めての贈り物です。 穴吹さんは、寺の欄間や仏像も南さんに依頼しました。 寺を訪れる人が南さんの彫刻で癒される日が来るのもそう遠くないかもしれません。
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