関連情報米アップルのiPad
ノースシドニー(North Sydney)の「グローバルムンドタパス(Global Mundo Tapas)」で、iPadでメニューを選ぶ食事客(2010年6月4日撮影)。(c)AFP/Greg WOOD
【6月6日 AFP】オーストラリアのとあるレストランからメニューが消えた。紙のメニューを廃止し、これからはiPadで客に食べ物を選んでもらうのだという。
ノースシドニー(North Sydney)のリッジズ・ホテル(Rydges Hotel)にあるレストラン「グローバルムンドタパス(Global Mundo Tapas)」では、ワインをこぼされる危険性や、iPadが「お持ち帰り」されるリスクをものともせず、同国でのiPad発売から1週間以内にメニューを紙からiPadに切り替えた。
ホテルの総支配人クレイグ・シンプソン(Craig Simpson)さんは、「みんながiPadに夢中だから、乗っかってみようというわけです」と語る。
オーストラリアでiPadが発売されたのは前月28日。シンプソンさんは1台629豪ドル(約4万7000円)で15台購入した。
メニュー用のアプリは発売前に開発済み。食事客は指1本でメニューの写真や説明を確認して、注文はボタンを押すだけ。ステーキを頼めば、その場でアプリが焼き加減を聞いてくる。
今後は、食事に合ったワインを提案する機能や、売り切れアイテムを自動的に削除する機能を足す予定だという。
顧客の1人は、「普通のメニューだと、食事がどんな感じかわからない。見た目が最初にわかれば、もっと注文したくなるよね」と語っており、新メニューの評判は上々のようだ。(c)AFP
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