2010年 6月 8日
大麻と覚せい剤所持の男逮捕
乾燥大麻と覚せい剤を自宅で隠し持っていたとして、岡山市の37歳の男が警察に現行犯逮捕されました。岡山市北区の山中では、男が栽培したと見られる大麻草が大量に見つかりました。大麻取締法違反などの疑いで逮捕されたのは、岡山市北区尾上の内装業、坂本竜二容疑者(37)です。警察の調べによりますと、坂本容疑者は8日午前8時ごろ、自宅で乾燥大麻10数グラムと、覚せい剤約0.1グラムを所持していた疑いです。「岡山市北区大窪の山中に大麻のようなものが植えられている」との情報が先月寄せられ、警察が調べたところ、坂本容疑者が浮上したもので、鉢植えで育てられた大麻草、63本が山中で見つかりました。警察の調べに対して坂本容疑者は「持っていたことは認めるが、他人に売るつもりは無かった」と供述しているということです。警察では入手ルートの解明を急ぐとともに、大麻草の栽培について再逮捕も視野に追及する方針です。

子ども手当 玉野市で支給漏れ
子ども手当の支給が本格的に始まる中、玉野市で一部の世帯に支給されないというミスがありました。玉野市では7日から子ども手当の支給が始まりました。7日は3948世帯が支給の対象でしたが、そのうちの240世帯に振り込みが行われておらず、市民からの問い合わせでミスに気が付きました。玉野市によりますと、市の職員が申請書を元にパソコンにデータを入力する際必要のない箇所にチェックを入れるミスがあり、支給の対象から外れたということです。玉野市は支給漏れがあった240世帯に対し、すでに謝罪の文書を発送していて10日に改めて支給するということです。

国内最大級の反射望遠鏡の化粧直し
国内最大級の反射望遠鏡の洗浄を行う「化粧直し」が設立50周年を迎えた浅口市の国立天文台岡山天体物理観測所で行われました。直径188センチの反射望遠鏡は、鏡の表面に張られているアルミニウムの膜に空気中のゴミや花粉などが付着して反射率が落ちてくるため年に1度、アルミニウムの張り替え作業を行っています。職員12人が苛性ソーダを使って反射鏡の表面を覆っている古い膜をはがしました。そして重曹をふりかけ鏡に付着した細かいゴミを落としきれいに洗浄していきました。この後反射鏡に新しいアルミニウムを張り付けます。国立天文台ではこの反射望遠鏡による観測を梅雨明けを待って来月20日に再開することにしています。

不法投棄海上パトロール
ゴミの不法投棄を海から監視しようと玉野海上保安部と環境省などが合同で船を使ったパトロールを行いました。これは、環境省が玉野市など周辺の自治体や海上保安部と合同で毎年行っているものです。自治体の担当者などが巡視艇に乗り込み海岸や岩場に不法にゴミが捨てられていないか、見回りを行いました。海への不法投棄はペットボトルなどの家庭ごみのほか、使わなくなった船が放置されるなど様々なものがあり、一向に後を絶たないということです。環境省では今後も定期的に合同パトロールを行い、海の環境保全を進めるということです。