５４人の北の湖部屋、名古屋場所で関取用ホテルを用意

　木瀬部屋の力士らが転籍し力士、行司、床山らを合わせ総勢５４人の大所帯となった北の湖、が、名古屋場所（７月１１日初日・愛知県体育館）で、名古屋市内の宿舎のほか、近くのホテルにも力士を宿泊させることになった。

　７日、北の湖親方（元横綱）が「何人かはホテルに泊まることになる。２日に現地に行って手配してきました」と明かした。

　力士数が２３人だった昨年は宿舎に全員寝泊まりし、一角に仕切りを作って２人の関取の個室を用意していた。だが今年は一気に人数が倍増。スペースを確保するために、徒歩１５分ほどの場所にあるホテルを手配した。基本的に４人の関取衆がホテルで寝泊まりすることになるという。費用はかさむが同親方は「それはしかたのないこと。気にしていない」と話した。

　この日は幕内・北太樹（２７）、十両・徳真鵬（２６）らが出げいこに行ったため、約３５人が朝げいこに参加。初めて申し合いを行った日より１時間ほど早くけいこが終わった。北の湖親方は「慣れてくれば早くなると思う。それぞれが頑張って高め合ってほしい」と期待を寄せた。