大阪府警は8日、大阪市中央区高津1丁目、元バレーボール全日本代表で無職高橋智則容疑者(36)を覚せい剤取締法違反(営利目的所持)容疑で逮捕し、発表した。府警によると、高橋容疑者は「売るためではない」と容疑を一部否認しているという。
薬物対策課によると、高橋容疑者の逮捕容疑は、8日午前9時ごろ、同市都島区のホテル内で覚せい剤を販売する目的でバッグに入れて所持していた、というもの。
高橋容疑者は現役時代、堺ブレイザーズやJTサンダーズなどに所属していた。
また、同課は今年1〜5月、大阪市西成区の「あいりん地区」で覚せい剤や大麻を所持していた疑いで計207人を現行犯逮捕し、そのうち70人が生活保護受給者だったと発表。さらに、同地区で覚せい剤を密売する三つのグループの摘発に乗りだし、高橋容疑者ら男16人を逮捕、同区内の簡易宿泊所などから覚せい剤計約20グラム、大麻計約110グラムを押収したという。