実名で逮捕発表の賠償請求、最高裁が上告退ける
女子中学生にみだらな行為をしたとして逮捕され、起訴猶予となった沖縄県内の公立中学校の男性教諭(37)(休職中)が「県警の実名発表で名誉を傷つけられた」などとして同県に損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(竹内行夫裁判長)は教諭の上告を退ける決定をした。
決定は4日付。教諭の敗訴が確定した。
1、2審判決によると、県警は2007年3月、教諭を同県青少年保護育成条例違反容疑で逮捕し、その事実を教諭の実名とともに発表したが、那覇地検は同11月に起訴猶予とした。
1審・那覇地裁と2審・福岡高裁那覇支部は「(否認するなど)逮捕の必要性があった」と指摘した上で、「県警が実名で発表したことは社会的に許容される」としていた。
関連ニュース
- 最高裁が上告不受理 沖縄の淫行事件逮捕で実名発表(共同通信) 06月08日 13:43
過去1時間で最も読まれた社会ニュース
- 女2人が交番に爆竹、逮捕…交通違反で逆恨み(読売新聞) 6月8日 14:14
- 酔って暴れたNHK職員、公務執行妨害で逮捕(読売新聞) 6月8日 18:48
- 悩める現代に「やさしい」古人の名言 超訳共感 「ニーチェの言葉」42万部(産経新聞) 6月8日 15:00
- TBSプロデューサーを脅す=「新参者」撮影、容疑で組員逮捕―警視庁(時事通信) 6月8日 14:03
- バレーボール元日本代表、密売目的で覚せい剤所持(読売新聞) 6月8日 20:19