前田が走に打に躍動した。
六回は一塁走者として、広瀬の中前打で一気に三塁へ達する激走。追加点につなげた。八回には陽耀勲の145キロの直球をライナーで右翼席へ打ち込んだ。本塁上ではガッツポーズも飛び出した。
300本塁打まであと5本と迫ったが、本人は一回1死一、三塁での見逃し三振が心残りの様子。「1打席目に打っとかないと…。勝ったから今日はもういいでしょ」と、言葉少なに引き揚げた。
【写真説明】六回表、広島1死一塁、広瀬の中前打で懸命に走り、三塁へ滑り込む前田