京都 扉の向こう。。。

人が好き、町が好き、京都が好き。ちょっとワケありオヤジの独り言。。。

参観日

2010-05-25 | 日記



子供達の参観日には
出来る限り
行くようにしてて
行った時は
教室の真ん中にどーんと立ってる。

中学生の男子から見ても
まだボクの体格が珍しいらしく
筋肉触らして!!とか言われて
休憩時間には
子供の友達としゃべったりしてる。

ボクが子供の時は
授業参観に来ていたのは母親だったな。
控えめな人だから
教室のドアの近くや
廊下からちょっと覗くような感じで。。。

ボクは照れくさくて
来てくれなくてもいいのにって
言いながらも
いつも母親の姿を探してたし
見つけると
嬉しいような恥ずかしいような気持ちだった。

父親は昔気質の人だから
仕事が一番で運動会ですら
来てくれなかった。

そんな父親が
孫の仕事場には
行ってみたいと言ってたし
ボクも現場を観てみたかったから
授業参観の気分で
大阪のテレビ局へ。

両親とは、京橋で待ち合わせしてたのに
予定より早い時間に着いてて
待ち合わせまでその辺を見物しとくって
電話があったのに
以前、コンサートで出会ったクラスメート!?に
テレビ局まで連れて行ってもらって
ボクが着く前に
息子の楽屋に入ってた!

ボクがロビーに着くと
上のフロアから
こっちや〜って
親父に呼ばれて。。。
恥ずかしっ

本番までここでお待ち下さいと
プロデューサーさんに
案内されて喫茶コーナーで一息。

時間が来て
観覧席のそばまで来たら
プロデューサーさんが
息子にボク達が来ていることを
改めて告げて
okを貰ってから
席に通された。

もちろん事前に息子とは
話をしているし
了解も得ているのに
一瞬
何か遠い存在のような気がした。

ボク達の席をみつけた息子は
共演者の人たちに
僕のおじいちゃん!と
順番に小声で紹介していき。。。

ホンマに授業参観に来てる
親を友達に紹介している子供みたいだった。

収録は順調に進み
さすがにベテラン勢はすごいな。
親父もボクも大笑い。
息子のトークはまだまだやなぁ。。。
もっと腕を磨いてもらわんと!?

でも、いい先輩に囲まれて
幸せやな。

どんどん吸収していって
いつかはあんな風に安心して
見てられるようになるんかな!?

収録の後
楽屋に寄ったら
ちゃんと一部屋貰ってた。
一人前やん。

たわいのない会話をしたあと
いつまでもそばにいたそうな
両親を連れて
楽屋を後にした。

テレビ局を出て
両親と美味しいもので食べに行こうと
思っていたのに
帰りの切符を先に買っていて。。。





せっかちやね。
これじゃあ一緒に帰れないよ。
仕方ないから
梅田で食事をして
駅の改札まで送って行き
何度も振り返る両親の後ろ姿を見送っていたら
歳とったなぁと思った。

時々、実家には寄って
珈琲を飲んだり
食事をしたりしてるけど
こうして一緒に外出するのは
久しぶりで
客観的に視ることがなかった。

自分が子どもの時の
強くて怖かった父親が
こんなに小さく見えて
母親はこんなに痩せていたっけ。。。!?

まだまだ元気やと思っていたけど
考えたら
二人ともいい歳になってるんや。。。





楽しかった一日だけど
最後はふと切なくなった。

若き日の貴方の姿
今見ると
儚くみえて
差し出した右手


愛しさと切なさと寂しさを感じた一日に乾杯
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微笑ましい二人

2010-05-21 | Bar

西大路三条を上がったところにある
「ワインクレージ」
酒屋さんの一杯飲み屋さんの
ワイン版って感じかな。

ワインを専門に扱っていて
お店は町家ではなく
石川県の民家を移築されていて
天井が高くて、和紙を使った間接照明なのは
ワインは紫外線に弱いかららしい。





テイスティングコーナーになっている
カウンターの大きなテーブル席につくと
チーズとパンが用意されて
ワインをグラスでもボトルでも
楽しむことが出来る。

もともとは酒屋さんだったんだけど
平成元年にワイン屋として再スタートされて
今は常時約2000種類のワインが
店内や地下にあるワインセラーに
ねむっているんだ。





水曜日は
お父さんとお母さんが
切り盛りしていて
会話ややり取りをみていると
突っ込んだりボケたり
夫婦漫才みたい。

お店では
やしきたかじんCDが流れていて
ボクの十八番なので
思わず歌いそうになった。

お客さんも個性的な感じというか
色んな職種の人に出会った。

大学教授、華道のお家元
某高級料理店の会長さん
セレブなご夫婦
イタリアンレストランのスタッフ
みんな気さくですぐに打ち解けてしまった。

隣の人のワインをいただいたり
おうどんが出て来たり
嬉しいお裾分けを頂いて
ちょっといっぱいのつもりが
ついつい長居をしてしまった。

店内にある大きな古時計が
ボーンとなると
えーっ!?
もうこんな時間!!
11時までの営業なのに
12時を告げていた。

ワインが繋ぐ新しい縁に乾杯

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あの時の君、あの時のボク、そして今

2010-05-18 | 日記

義経が天狗と修行した場所として
有名な鞍馬寺。





小学生の時
家族で山歩きをしていたら夕立に遭い
ボクのすぐ近くでいくつも雷が落ちて
皆で雨宿りした。
まるで映画のワンシーンみたいで
空爆みたいにすごい音がして
ホントに怖かった。
だから
未だに雷が苦手。。。





高校生の時
何でか覚えていないけどみんなで登った。
鞍馬の頂上でかっこつけて
写真を撮った記憶がある。





大人になって
息子が小学生ぐらいのとき
三人で登った。
息子は、先先歩いていって
貴船の川沿いの大木の中に入って
遊んでた。





あの時と同じ大木の写真を送ったら
貴船や〜って
すぐ返事が来て。。。覚えているもんやな。

大木に包まれし君の幼き日
今も昔も変わらぬ想い





初めてではないけど
貴船神社での記憶はあまりないな。
絵馬が発祥の神社で
水の神様として有名だよね。
結社はもともと男女の中だけでなく
人と人や仕事での縁を結ぶといわれている。
今回、初めて水占いをしてみたけど
もしかしたら、当たっているかも!?





4回目の鞍馬は一人で自分をみつめる山歩き。
昔を思い出したり
新たな発見があったり
山の中は2〜3度低く感じて気持ちいい。





マイナスイオンに包まれて
自然なパワーをいっぱいもらった。





いつもの愛車(自転車)じゃなくて
バイクで鞍馬まで行って
貴船まで山歩きをし
貴船から一駅乗って鞍馬に戻り
帰りはワインが飲みたくなったので
いつもの酒屋でロゼワインを2本購入。
ひと汗かいた後のワインはやっぱり旨い!!





鞍馬山の入り口で迎えてくれた
白い花は
何て言う名前かな?
葉っぱは水仙のようで
猫みたいでかわいいやろ!?

いつかまた山歩きをして
今の自分をみつめるであろうボクに乾杯


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冷泉家

2010-05-14 | art

「王朝の和歌守展」に行って来た。
平安時代から続く公家文化を
守り伝えているのが冷泉家。
藤原定家の末裔といったほうが
京都以外の人には
わかりやすかもしれないかな。

俳句
和歌
川柳
学生の時には
何の興味もなかったけど
歳のせいかな。

書道
茶道
絵画
写真(ホントは写メ)
自分を見つめる時間だったり
ひとりで過ごす時間の使い方が
変わってきた気がする。

作品のひとつひとつが
重要文化財だったり
国宝だったり
貴重な作品だったんだけど
何の知識も無いから
書いてあることが
ほとんどわからず。。。

作品の横に書かれている文章を
読みながら
何とか理解していく感じで
ちょっと落ち込み気味。

そんな中でも
興味深かったのは
作品の修復の仕方だった。
集中力と根気のいる仕事で
大変な作業だと思ったし
そうやって大切に
800年間守り続けてきたんだと思うと
代々、一人一人の積み重ねが
作品を作り上げているというか
普通の美術品とは
違うものを感じた。

京都文化博物館で6月6日まで。

ボク達の役目の集大成に乾杯



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鴨川をどり

2010-05-11 | 日記


都おどりと比べると
規模も人数も少ないけど
ストーリー仕立てと踊りの二部構成で
そうだな
宝塚みたいな感じかな。

一部のお話は新撰組が
ベースとなっていた
「女たちの幕末」
二部は華やかな日舞
「薫風歌絵巻」だった。

劇場となる先斗町歌舞練場は
大正時代に着工し
昭和2年に完成した建物で
飲みに行く時に
よく前を通るので親しみのある場所。

上演前にお茶席があって
端から詰めてくださいといわれたので
素直に一番端に座ったら
ナント正客の席だった!
この間お茶会をしていてよかったよ。
お作法をまだ忘れていなかったから
冷や汗をかかず
きちんとお抹茶をいただくことができた。
ボク以外のお客さんは
ほとんどが点出しだから
舞妓さんの点てたお茶をいただけたボクの事を
隣のおばさんがラッキーボーイといいだして
握手を求められてしまった。

4月には都おどりがあって
以前、観たことがあるんだけど
華やかで出演者も多く
これぞ、京都!って感じ。
今回も
息子にチケットがあるからと誘われたけど
丁度、その日はらん 布袋でのお茶会だったので
断ってしまった。
なので、息子は妹と行ったらしい。





雅やかな世界に触れ
昔にタイムスリップしたみたいで
劇場を出ると不思議な気分になった。

京都の春の終わり
そして、夏の始まりを告げる舞に乾杯



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