和歌山に住んでた頃
ボクには
兄弟のように遊んでいた
幼なじみの子がいて
同じ年なんやけど
彼の方がちょっと兄貴っぽいというか
先頭を切るタイプで
毎日一緒に遊んでた。
京都に引っ越してからも
夏休みと冬休みには
和歌山には帰って遊ぶのが楽しみだった。
蝉、カブトムシ
ギンヤンマ、オニヤンマ
ノコギリクワガタ。。。
虫が大好きだったボクは
虫捕り遊びの時ばかりは
誰より先頭を切って
仕切っていた。
蝉は下に落ちて
忍者みたいに身を隠すから
木の下を探せ !! って
指示したり
カブトムシを捕るためには
近くにいたスズメハチを
履いていた靴でたたき殺したり
百足をスリッパでつぶしたり
怖いもの知らずだった。
でも、お風呂の天井で
20cmぐらいのクモを
見たときは怖かった!
クモにみつからないように
(絶対にみつかってるけど。。。)
静かに五右衛門風呂に入って
ドキドキしてた。
網でトンポと戦ったこともあるなぁ。
昆虫図鑑が愛読書だった。
朝の早い時間
蝉の脱皮を目の前で見たこともある。
羽の色が白くてキレイだったなぁ。
ゆっくりと時間が流れているようで
とても印象的だった事を今も覚えている。
ある時いつも通り
山奥にカブトムシを捕りにいった。
甘い蜜のニオイがする木をみつけ
この木だ !! と思って
両手で木をつかんだら
釘が手に当たった。
見てみたら釘を10本ぐらい打ち付けてあって
そこにあったのは
わら人形だった。。。
よく見てみると
その辺りにある数本の木に
釘やわら人形が。。。
怖くなって
虫捕りどころか
走って帰った。
そうそう
海に遊びにいって
みんなでスイカ割りをした時
スイカに塩をかけずに
海水につけて食べた。
あの味は忘れられない。
そして
初恋は和歌山にいるとき
保育園児ぐらいやったと思うから
おませなガキやったんかも。
近くに住む同い年の女の子で
(実は坂本冬美ちゃんのお姉ちゃん)
可愛い笑顔が好きだった。
独占したいのに
恥ずかしくて
あまりしゃべれなかったな。
親友も彼女の事が好きで
取り合いと言うか
どっちがしゃべるかとか
遊ぶかとか
はっきり口に出す訳ではないけど
仲良く話していたりするのを
お互い意識してながら
三人いつも一緒に遊んでいた。
京都に引っ越してしまって
あの二人はどうなったんだろうと
気になったし
高学年になってくると
彼女は一緒には遊んでくれなくなって
寂しく感じたし
告白も出来ないままだった。
中学の時になると
親友とは
ベランダから家を行ったり来たりして
夜通し語り明かしたり
高校生の時には
親に内緒で京都に遊びに来て
ボクを驚かせたり
毎日会える訳じゃないけど
ボク達の友情に変わりはないし
ずっとこのままだと思っていた。
だけどある時
電話が鳴った。
親友が交通事故で
亡くなってしまった。。。
ボクはその事実が受け入れられなくて
お葬式には行かなかった。
後日、お線香はあげに行ったんだけど
仏壇をみても真実とは思えなかった。
今でも和歌山にいけば
あいつに会えると心のどこかで想っているけど
でもそろそろ
お墓参りに行ってみたいと思っている。
あいつと彼女、
そして過ぎ去った夏の日に乾杯
ボクには
兄弟のように遊んでいた
幼なじみの子がいて
同じ年なんやけど
彼の方がちょっと兄貴っぽいというか
先頭を切るタイプで
毎日一緒に遊んでた。
京都に引っ越してからも
夏休みと冬休みには
和歌山には帰って遊ぶのが楽しみだった。
蝉、カブトムシ
ギンヤンマ、オニヤンマ
ノコギリクワガタ。。。
虫が大好きだったボクは
虫捕り遊びの時ばかりは
誰より先頭を切って
仕切っていた。
蝉は下に落ちて
忍者みたいに身を隠すから
木の下を探せ !! って
指示したり
カブトムシを捕るためには
近くにいたスズメハチを
履いていた靴でたたき殺したり
百足をスリッパでつぶしたり
怖いもの知らずだった。
でも、お風呂の天井で
20cmぐらいのクモを
見たときは怖かった!
クモにみつからないように
(絶対にみつかってるけど。。。)
静かに五右衛門風呂に入って
ドキドキしてた。
網でトンポと戦ったこともあるなぁ。
昆虫図鑑が愛読書だった。
朝の早い時間
蝉の脱皮を目の前で見たこともある。
羽の色が白くてキレイだったなぁ。
ゆっくりと時間が流れているようで
とても印象的だった事を今も覚えている。
ある時いつも通り
山奥にカブトムシを捕りにいった。
甘い蜜のニオイがする木をみつけ
この木だ !! と思って
両手で木をつかんだら
釘が手に当たった。
見てみたら釘を10本ぐらい打ち付けてあって
そこにあったのは
わら人形だった。。。
よく見てみると
その辺りにある数本の木に
釘やわら人形が。。。
怖くなって
虫捕りどころか
走って帰った。
そうそう
海に遊びにいって
みんなでスイカ割りをした時
スイカに塩をかけずに
海水につけて食べた。
あの味は忘れられない。
そして
初恋は和歌山にいるとき
保育園児ぐらいやったと思うから
おませなガキやったんかも。
近くに住む同い年の女の子で
(実は坂本冬美ちゃんのお姉ちゃん)
可愛い笑顔が好きだった。
独占したいのに
恥ずかしくて
あまりしゃべれなかったな。
親友も彼女の事が好きで
取り合いと言うか
どっちがしゃべるかとか
遊ぶかとか
はっきり口に出す訳ではないけど
仲良く話していたりするのを
お互い意識してながら
三人いつも一緒に遊んでいた。
京都に引っ越してしまって
あの二人はどうなったんだろうと
気になったし
高学年になってくると
彼女は一緒には遊んでくれなくなって
寂しく感じたし
告白も出来ないままだった。
中学の時になると
親友とは
ベランダから家を行ったり来たりして
夜通し語り明かしたり
高校生の時には
親に内緒で京都に遊びに来て
ボクを驚かせたり
毎日会える訳じゃないけど
ボク達の友情に変わりはないし
ずっとこのままだと思っていた。
だけどある時
電話が鳴った。
親友が交通事故で
亡くなってしまった。。。
ボクはその事実が受け入れられなくて
お葬式には行かなかった。
後日、お線香はあげに行ったんだけど
仏壇をみても真実とは思えなかった。
今でも和歌山にいけば
あいつに会えると心のどこかで想っているけど
でもそろそろ
お墓参りに行ってみたいと思っている。
あいつと彼女、
そして過ぎ去った夏の日に乾杯