京都 扉の向こう。。。

人が好き、町が好き、京都が好き。ちょっとワケありオヤジの独り言。。。

虫捕り名人の初恋と夏の思い出

2009-09-04 | 日記
和歌山に住んでた頃
ボクには
兄弟のように遊んでいた
幼なじみの子がいて
同じ年なんやけど
彼の方がちょっと兄貴っぽいというか
先頭を切るタイプで
毎日一緒に遊んでた。

京都に引っ越してからも
夏休みと冬休みには
和歌山には帰って遊ぶのが楽しみだった。

蝉、カブトムシ
ギンヤンマ、オニヤンマ
ノコギリクワガタ。。。
虫が大好きだったボクは
虫捕り遊びの時ばかりは
誰より先頭を切って
仕切っていた。

蝉は下に落ちて
忍者みたいに身を隠すから
木の下を探せ !! って
指示したり
カブトムシを捕るためには
近くにいたスズメハチを
履いていた靴でたたき殺したり
百足をスリッパでつぶしたり
怖いもの知らずだった。

でも、お風呂の天井で
20cmぐらいのクモを
見たときは怖かった!
クモにみつからないように
(絶対にみつかってるけど。。。)
静かに五右衛門風呂に入って
ドキドキしてた。

網でトンポと戦ったこともあるなぁ。
昆虫図鑑が愛読書だった。

朝の早い時間
蝉の脱皮を目の前で見たこともある。
羽の色が白くてキレイだったなぁ。
ゆっくりと時間が流れているようで
とても印象的だった事を今も覚えている。

ある時いつも通り
山奥にカブトムシを捕りにいった。
甘い蜜のニオイがする木をみつけ
この木だ !! と思って
両手で木をつかんだら
釘が手に当たった。

見てみたら釘を10本ぐらい打ち付けてあって
そこにあったのは
わら人形だった。。。

よく見てみると
その辺りにある数本の木に
釘やわら人形が。。。
怖くなって
虫捕りどころか
走って帰った。

そうそう
海に遊びにいって
みんなでスイカ割りをした時
スイカに塩をかけずに
海水につけて食べた。
あの味は忘れられない。

そして
初恋は和歌山にいるとき
保育園児ぐらいやったと思うから
おませなガキやったんかも。

近くに住む同い年の女の子で
(実は坂本冬美ちゃんのお姉ちゃん) 
可愛い笑顔が好きだった。
独占したいのに
恥ずかしくて
あまりしゃべれなかったな。

親友も彼女の事が好きで
取り合いと言うか
どっちがしゃべるかとか
遊ぶかとか
はっきり口に出す訳ではないけど
仲良く話していたりするのを
お互い意識してながら
三人いつも一緒に遊んでいた。

京都に引っ越してしまって
あの二人はどうなったんだろうと
気になったし
高学年になってくると
彼女は一緒には遊んでくれなくなって
寂しく感じたし
告白も出来ないままだった。

中学の時になると
親友とは
ベランダから家を行ったり来たりして
夜通し語り明かしたり

高校生の時には
親に内緒で京都に遊びに来て
ボクを驚かせたり

毎日会える訳じゃないけど
ボク達の友情に変わりはないし
ずっとこのままだと思っていた。

だけどある時
電話が鳴った。

親友が交通事故で
亡くなってしまった。。。

ボクはその事実が受け入れられなくて
お葬式には行かなかった。

後日、お線香はあげに行ったんだけど
仏壇をみても真実とは思えなかった。

今でも和歌山にいけば
あいつに会えると心のどこかで想っているけど

でもそろそろ
お墓参りに行ってみたいと思っている。



あいつと彼女、
そして過ぎ去った夏の日に乾杯





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一日店長 at NOZA !?!?

2009-09-01 | 食べ歩き
少し前のことだが
顔見知り程度だった知人を誘い
よく行くご飯やさんに行った。

カウンターに席を取り
二人で話していると

オーナーが突然
「明日手伝いに来て!!」

「ボク明日仕事やで!!」
「仕事終わってからでいいから」
「じゃあ、こいつも一緒で良い!?」
「その方が助かる!!」

ということで
翌日、仕事を終えたボク達は
なぜかスタッフとして働く事に。。。

ちなみに知人は
埼玉から修行に来ている和菓子職人
ボクは太鼓職人
こんな二人に無事勤まったのか!?
それは、オーナーに確認してもらうとして。。。



しかし
この写真をみると
ボクがオーナーで
オーナーがスタッフみたいやなぁ。

この店は、息子が
「僕の誕生会があるんやけど、来てくれる!?」
そう誘われて知ったお店。

一人でも気軽に行けるので
ちょっと飲みたい時に
ふらっと立ち寄ったりするが
気がついたら朝 !! になってることもあり。。。

また、このお店で
色んな人に出会い
ボクの知らない世界を
教えてくれた貴重な存在でもある。


多くの出会いを与えてくれたNOZA
そして
未来の梅林堂の7代目に乾杯


埼玉に帰ってしまった和菓子職人と
先週久々に再会した。
甘い物好きのボクに
彼自慢のお土産に持って来てくれた。
自社の熊谷薄荷羊羹。
羊羹に薄荷という面白い組み合わせ。
口の中に薄荷の香りが広がり
後味がすっきりして
いままで経験したことのない羊羹だ。



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寡黙な少年時代

2009-08-29 | 日記

和歌山で生を受け
小学生の時
京都へ引っ越した。

そこにはひとつの壁があった
ボクの言葉が通じない。。。

和歌山弁は京都の人達に通じなかった。
「なに ?」
2度、3度と聞き返されると
話せなくなってきて
いつも聞き役になっていた。

それでも、友達が出来た。
苔寺の山に行き
沢ガニを捕まえたり、カエルで遊んだり
防空壕を見つけて気分は 
川口浩探検隊!!

水晶があるという噂を信じ
川沿いの道とは言えないような所を
上流に向かって歩いていった
途中で岩を上ったり 
川水に濡れてシャツはびしょぬれ!
泥んこになりながら
やっと見つけたものは
ただのガラスの塊だった。。。

田舎育ちのボクは
山で遊ぶのは普通のことだったけど
帰ってみると
都会の京都では大騒動!!!

翌日
ボクは学校で先生に呼び出され
両親はPTAで
怒られてしまった。
両親もボクも環境の違いを
大きく感じた事件だった。

そして
こうして寡黙な少年は
やんちゃ坊主の仲間入りをした。


ユーレカに乾杯


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休日の朝はルーブル展で

2009-08-25 | art
今年の夏
京都のアートといえばルーヴル美術館展。
週末には1万人ぐらいの人達が来場しているらしい。
そしてボクもその中の一人。
小雨が降る中、自転車で朝一の市立美術館へ。

今回は17世紀絵画の傑作が71展!

ボクの印象に残った作品は
ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「大工ヨセフ」。

幼子キリストの蝋燭に照らされた顔が穏やかで
生命の尊さに溢れていた。
光と陰の使い方がとても素晴らしい作品だと思う。

ボクは直感的というか、専門的知識がないので
「あ、なんか、いいな」と惹き込まれて見入ってしまう感じやな。

説明なども必要なく
自分に合うかどうか
好きだと感じれるかどうかが大事かな。
絵画との出会いって、
人との出会いとも似ているような気がするなぁ。

ルーヴル美術館展は9月27日まで京都市美術館でやってます。




第1回目に
こんなにたくさんのコメントを
寄せてもらえるなんて
思ってもいなかったので
ホントに嬉しく思います。
ありがとう!!
これから、不慣れながらも
頑張っていきますので、応援して下さい。

みなさんの笑顔に乾杯 !
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ボクが役者になれなかったワケ

2009-08-21 | 日記
どうしてこれを一回目に書きたいのか。
それはこの出来事が
ボクの人生を大きく変えたから。

役者になりたいと思い
東映京都のヤングメトロポリスという
タレント養成所に通っていた。
(googleで検索したが、今は無いようだ。改名したのか、それとも!?!?)

半年ほどレッスンに励んでいたある日
ボクは父親になると知った。

今風に言うと授かり婚かな??

役者にはなりたかった。
まだ19歳だったし不安はあった。
でも、授かった命のことを考えると
迷いはなかった。

そして、後悔もしていない。

今は息子がボクの夢を叶えてくれている。


ユーレカに乾杯
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