広島県内のバス会社などでつくるPASPY(パスピー)運営協議会は7日、一部のバス車内で運賃支払い用ICカードへの入金を受け付けた際、運賃を誤徴収していたと発表した。プログラムのミスが原因で、8日から払い戻しに応じる。
広島バス、広島電鉄、中国ジェイアールバス、呉市交通局、備北交通で2008年3月〜今年3月に1279件、計21万5670円を誤徴収した。
乗客がパスピーかICOCA(イコカ)の残額を増やすため、運賃箱の読み取り機にカードをかざした際、一部で次の停留所までの運賃が引かれた。運転手の機械操作から1秒以内に乗客がカードをかざした場合に誤作動した。
協議会は8日から広島市中区の広島バスセンターに対応窓口を設け返金に応じる。専用ホームページも設ける。
1月末に運転手から報告を受けて調査し、2月下旬に原因が判明。3月にプログラムを修正した。発表が遅れた点について協議会は「被害件数の把握に時間がかかった」と説明。「迷惑をお掛けし申し訳ない。再発防止に努める」としている。問い合わせは電話0120(229)773。
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