菅新総理大臣の選出を受けて行ったNHKの世論調査によりますと、菅新総理大臣に「期待する」と答えた人は、60%だったのに対し、「期待しない」と答えた人は、37%でした。
NHKは今月5日から2日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは1673人で、このうちの66%にあたる1109人から回答を得ました。それによりますと、菅新総理大臣への期待を聞いたところ、「大いに期待する」が19%、「ある程度期待する」が42%で、「期待する」と答えた人はあわせて60%だったのに対し、「あまり期待しない」が27%、「まったく期待しない」が10%で、「期待しない」と答えた人はあわせて37%でした。また、民主党と国民新党による連立の枠組みへの評価を尋ねたところ、「大いに評価する」が7%、「ある程度評価する」が34%、「あまり評価しない」が38%、「まったく評価しない」が16%でした。自民党などの野党側が求めている衆議院の解散・総選挙について質問したところ、「できるだけ早く行うべきだ」が20%、「急いで行う必要はない」が49%、「どちらともいえない」が28%でした。一方、鳩山総理大臣の辞任をどう思うか聞いたところ、「辞任は当然だ」が35%、「辞任はやむを得ない」が43%、「辞任する必要はなかった」が18%でした。また、民主党の小沢前幹事長の辞任をどう思うか尋ねたところ、「辞任は当然だ」が71%、「辞任はやむを得ない」が22%、「辞任する必要はなかった」が5%でした。さらに、鳩山総理大臣と小沢前幹事長が辞任したことで、民主党の印象を質問したところ、「良くなった」が28%、「悪くなった」が8%、「変わらない」が59%でした。そして、8か月半の鳩山内閣の実績に対する評価を聞いたところ、「大いに評価する」が4%、「ある程度評価する」が38%、「あまり評価しない」が36%、「まったく評価しない」が18%でした。今度の参議院選挙の投票に行くかどうか尋ねたところ、「必ず行く」が60%、「行くつもりでいる」が28%、「行くかどうかわからない」が8%、「行かない」が2%でした。また、参議院選挙にどの程度関心があるか質問したところ、「非常に関心がある」が42%、「ある程度関心がある」が41%、「あまり関心がない」が13%、「まったく関心がない」が1%でした。参議院選挙で議席が増えてほしいと思う政党は、どこか聞いたところ、民主党が28%、自民党が19%、公明党が4%、共産党が3%、社民党が3%、国民新党が1%、みんなの党が7%、新党改革が1%、たちあがれ日本が1%、「特にない」が17%などでした。さらに、参議院選挙の結果、民主党が参議院で単独過半数を占めることは望ましいと思うか尋ねたところ、「望ましい」が22%、「どちらかといえば望ましい」が28%、「どちらかといえば望ましくない」が22%、「望ましくない」が19%でした。