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炭鉱住宅の取り壊し始まる

田川市で、炭鉱労働者向けの住宅として使われていた建物を取り壊す工事が７日から始まりました。田川市の松原地区に残る炭鉱労働者向けの住宅では先月２６日から工事用の柵などが設置されてきました。
７日からは大型の機械を使って建物を取り壊す工事に移り、トタンで作られた倉庫の屋根や壁などが次々と壊されていきました。
これらの住宅は昭和１１年ころに建てられた木造平屋建ての長屋で、おととしまでは実際に住居として使われていました。
石炭産業遺産として保存を要望する声もありますが、保存には多額の費用がかかるとしてことし３月に解体することが決まっていました。
工事の現場には住宅に住んでいた人たちも訪れ、「思い出がいっぱい詰まった住宅なので、取り壊されるのはとても寂しいです」と話していました。
解体工事は来月まで続き、田川市では、平成２４年度までに市営住宅や公園などをつくることにしています。

06月07日　19時01分

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