町長の後援会関係者が証言拒否
町長の後援会関係者が証言拒否 06/07 19:32

個人情報の不正使用疑惑を調査している、福岡県添田町の百条委員会にきょう、町長の後援会関係者が出席しましたが、「言えない」などと証言を拒否しました。

この問題は、添田町の山本文男町長の後援会が、リコール運動に反対する文書を町民に郵送する際、住所やあて名に、町の管理する個人情報を不正に使用した疑いがもたれているものです。

これまでの百条委員会で、今年3月8日、選挙人名簿を管理するコンピューターに、目的不明のアクセスがあったことが分かっています。

きょうの委員会には、町の担当職員と町長の後援会関係者が証人として出席しましたが、職員は当日、コンピューターを誰が使用したかなどについて、「記憶にない」と証言したということです。

また後援会関係者は、宛名書きに使ったとする名簿などの提出を拒否した上で、「言えない」などと証言も拒否しました。

地方自治法では、百条委員会で正当な理由がないのに証言を拒否したり、虚偽の証言を行った場合には、禁固刑などの刑事罰を科すことを定めていますが、後援会関係者は、「罪に問われても良いから証言しない」と話しているいうことです。