社会

チェック態勢を再検討
(秋田県)
県の制度を悪用して、およそ700万円の補助金をだまし取ったとして暴力団組員など4人が逮捕されました。この制度は融資を行う金融機関が審査をする仕組みになっていることから県ではチェック態勢を再検討する考えです。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、秋田市川尻総社町の山口組2代目弘道会金田組の組員 佐々木竜治容疑者45歳とその知人など合わせて4人です。秋田中央警察署の調べによりますと、佐々木容疑者らはおととし11月、新たな事業を始めた人を支援する県の制度を悪用して銀行からおよそ688万円をだまし取った疑いが持たれています。警察の調べによりますと、佐々木容疑者らは「パソコン教室の事業を拡大する」とウソを言って融資を申し込んでいたということです。県の創業支援資金融資制度は新たな事業や会社を立ち上げた人などを対象に低利融資を行うものです。貸し付けの限度額は2500万円です。この制度は融資を行う金融機関が審査をする仕組みになっています。県が、貸し付けの審査に関与しない仕組みになっているのです。
[ 6/7 19:28 秋田放送]