家畜 まとめて埋める作業開始
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家畜 まとめて埋める作業開始

6月7日 12時22分

宮崎県で続く家畜の伝染病、口てい疫の問題で、感染の拡大防止のためにワクチンを接種された家畜の処分を迅速に進めるため、宮崎県日向市で市が確保した土地を使い、複数の農家の家畜をまとめて埋める作業が7日から始まりました。

口てい疫の拡大防止のため発生地から半径10キロ以内の家畜には先月下旬にワクチンが接種され、補償のための評価が行われたうえで、すべて処分されることになっています。処分は、5日から日向市の一部の畜産農家で始まっていますが、7日からは市が確保した土地を使って複数の農家の家畜をまとめて埋める作業が始まり、7日朝、作業にあたる市の職員が市役所を出発しました。処分では、これまで農家がみずから家畜を埋める土地を確保してきましたが、今月4日に施行された口てい疫対策の特別措置法で、自治体が主体となって土地を確保できるようになったほか、家畜を生きたまま埋める場所まで移動することが認められたことから、複数の農家の家畜をまとめて処分して埋めることが可能になりました。7日は日向市の15軒の畜産農家の牛、およそ180頭が市が確保した山あい土地に移動され、処分されることになっています。宮崎県はワクチンを接種した家畜およそ9万頭について、来月中旬までに処分を終えたい考えで、迅速に作業を行うため、ほかの自治体でも共同での処分を進める方針です。