ワクチン接種の家畜 処分開始
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ワクチン接種の家畜 処分開始

6月5日 12時21分

家畜の伝染病、口てい疫の問題で、宮崎県は感染の拡大を防ぐため、発生地から半径10キロ以内のワクチンを接種した家畜の処分を5日から始めました。感染の疑いが出ていない家畜の処分は、これが初めてです。

宮崎県は先月22日から、口てい疫の感染拡大を防ぐため、発生地から半径10キロ以内で飼育されている牛や豚などを対象に、処分を前提としてワクチンの接種を行いました。そして、5日から、感染の疑いが出ていない家畜の処分を始めることになり、作業を担当する日向市の職員らが、朝早く、農場に向けて市役所を出発しました。5日は日向市の畜産農家1軒の豚、およそ600頭が対象で、補償のための評価をしたうえで、処分を行っています。感染の疑いが出ていない家畜の処分は、これが初めてです。宮崎県によりますと、ワクチンを接種したうえで処分される家畜は、8つの市と町のおよそ9万2000頭で、来週から、日向市以外の自治体でも、準備が整いしだい処分を行うことにしています。