最新ニュースはNHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

家畜の処分 発生に追いつかず

6月3日 13時41分

宮崎県内で続いている家畜の伝染病「口てい疫」の問題で、最も感染が広がっている川南町の周辺では、2日も、9300頭余りの牛や豚が感染した疑いで、新たに処分されることになり、2日連続で処分が発生した数に追いつかない状態になっています。

宮崎県では、2日夜も川南町や都農町などの農場11か所で、口てい疫の疑いがある牛や豚が新たに見つかり、直ちに処分が必要な家畜は、9300頭余り増えて、およそ17万9200頭になりました。これに対し、2日に処分した家畜は6800頭余りにとどまり、1日に続き、2日連続で感染の疑いがある家畜の処分が新たに発生した数に追いつかない状態になっています。この結果、2日までに処分が済んだ割合は1日とほとんど変わらず70.9%で、作業は停滞しています。新たに感染が確認されている牛や豚は、いずれも1週間ほど前にワクチンを接種されていますが、宮崎県は効果が出るまでには接種から2週間ほどかかるとしています。