最新ニュースはNHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

口てい疫 家畜処分は約80%

6月6日 13時7分

宮崎県内で感染が続いている家畜の伝染病、口てい疫の問題で、5日は4100頭余りの処分が行われ、直ちに処分が必要な家畜のうち処分が済んだ割合は、およそ80%となりました。

口てい疫の問題では、ワクチンを接種した家畜も含めて27万2000頭余りの牛や豚などが処分の対象になっています。このうち、感染の疑いがあるため直ちに処分が必要な家畜は、5日、1090頭増えて18万1413頭となっています。これに対して、5日一日で処分されたのは4159頭で、5日までに処分された家畜はあわせて14万4685頭となりました。これで、直ちに処分が必要な家畜のうち処分が済んだ割合は、前日より2ポイントほど高くなり、およそ80%となりました。一方、感染の拡大を防ぐため発生地から半径10キロ以内のワクチンを接種した家畜の処分も5日から始まり、およそ600頭の豚が処分されました。しかし、これらのワクチンを接種した家畜を含めると、今後、全体でおよそ12万7000頭を処分しなければならず、作業が難しくなる梅雨の時期を目前に控えて、処分の迅速化が課題となっています。