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30歳で取締役、投資家、24時間営業…巨額背任3人の仕事ぶり

 やり手の営業マン、会社買収を繰り返した投資家…。彼らの間に何があったのか。コンビニ店の端末を通じてコンサートやスポーツイベントのチケットを販売する「ローソンエンターメディア」(LEM)の巨額背任事件。ローソン関係者らの話から、東京地検特捜部に逮捕された元幹部ら3人の経歴を追った。

 LEM元専務の山岡武史容疑者(38)は1994年、ローソンの前身「ダイエーコンビニエンスシステムズ」に入社。ローソンチケット(後のLEM)に移り、営業マンとして頭角を現した。

 「話術が巧みで、頭も切れる」。高い評価を受け、2002年には30歳の若さで取締役に。「実績があるから、取締役会でも発言力があった」といい、周囲も不自然な取引に反対できなかったという。

 プレジール元社長竹原章介容疑者(37)は証券会社を渡り歩いた後、01年に芸能プロダクションとして同社を設立。大リーガーの松井秀喜選手やディズニーキャラクターを使った写真付き切手の販売を手掛けた。

 LEMからの資金を投資に回していた疑いが持たれている元社長岩本陽二容疑者(39)は、「24時間営業」と言われた仕事ぶり。幅広い人脈をつくり、投資で得た資金で会社設立や企業買収を繰り返していた。

 特捜部の任意聴取が始まってからは「投資した金をだまし取られた」と知人に弱音も。「迷惑を掛けた。きちんと償いたい」と弁済の意向を示しているという。

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