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当て逃げ、無灯火、逆走…巡査部長ビール3杯と冷酒で暴走

事故を起こした古賀達雄容疑者の乗用車
事故を起こした古賀達雄容疑者の乗用車
Photo By 共同

 飲酒運転で事故を起こしたとして危険運転致傷容疑で送検された福岡県警小倉南署の巡査部長古賀達雄容疑者(49)。福岡県飯塚市内の居酒屋を出てから事故まで約20分間の足取りは不明だが、現場周辺では暴走する白いセダンが目撃されていた。関係者の証言に基づき事故当夜を再現した。

 古賀容疑者が月2回ほど利用している居酒屋に姿を見せたのは24日午後6時すぎ。店長(58)によると、約1時間半の間に中ジョッキでビール3杯と冷酒を飲み、店を出た。隣の酒店店長(34)は、酒店の駐車場に止めた古賀容疑者の白いセダンが午後7時50分ごろ、なくなっていたと証言する。

 居酒屋から約1・5キロ北の県道では午後8時すぎ、同じ白いセダンが、歯科技工士の女性(23)の車と接触事故を起こした。

 女性によると、駐車場から片側1車線の県道へ左折で出ようとした際、左から来たセダンが反対車線にはみ出して接触。「ドーンという大きな音がしたが、セダンはそのまま時速80キロぐらいで走り去った。もう少しで大事故になるところで、頭の中が真っ白になった」

 接触現場から約600メートル北西の国道200号。トラック運転手高瀬富啓さん(31)は、国道脇のすし店駐車場からバックで突然車線に出てきたと思ったら、無灯火で急発進し国道を逆走し始めた白いセダンに気付いた。

 運転席には白っぽいシャツを着た古賀容疑者とみられる男。ライトを上向きにして合図を送ると、相手の車にライトがついた。高瀬さんは衝突寸前でハンドルを左に切ってかわした。「交通量が多ければ避けきれず自分が事故に遭っていたかも」と顔をこわばらせた。

 直後の午後8時10分ごろ。古賀容疑者は対向車と衝突、50代女性にけがを負わせた。近くにいた会社員は、ふらふらした足取りで事故で渋滞した車に頭を下げて回る古賀容疑者を見たという。

 通報で飯塚署員が現場に到着した際、古賀容疑者は約200メートル先の道路脇に座り込んでいた。

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