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【アフリカ発!Breaking News】「女性をレイプしたことある」。ありえない南アフリカ大統領、HIV検査を受けていた。

2010年4月28日 10:00

3人の妻、1人の内縁妻、1人のフィアンセ、総計20人の子供を持つ南アフリカの大統領ジェイコブ・ズマ。来年の6月末までにHIV検査受診者1500万人を目指すというキャンペーンでズマ大統領もテスト対象者となった。果たして結果は?

4月8日、ズマ大統領は4度目の検査を受けた。そしてその結果をヨハネスブルグにあるナタルスプラウト病院で公開した。

「慎重に考慮した結果、私の検査結果を全ての南アフリカ国民と分かち合おうと決意した。HIV検査結果は・・・ネガティブである。」と述べると、拍手が沸き起こった。さらに、過去3回のテストも陰性であることを発表。過去にHIV陽性の女性をレイプし、「レイプ後すぐにシャワーを浴びたので大丈夫。」と堂々と発言したズマ大統領。今回の結果を公表したのもネガティブであったからだと言われている。

HIVネガティブである今、ズマ大統領の演説も大胆になっている。
「検査の結果を無理やり公表する必要もない。全ての人にプライバシーと尊厳は与えられるべきだ。」
「南アフリカ国民はHIV検査の結果を尊重するべきであり、陽性、陰性にかかわらずHIV感染拡大を抑えるために共に助け合うべきである。」
「HIVは犯罪ではなく、もはや死の宣告でもなくなった。」
など、HIV陽性の人々を保護する発言が目立った。

現在、HIV/Aidsの感染を防ぐための国家対策として10億個のコンドームが散布されている。今回のキャンペーンを通じてのメリットとしてHIV/Aids教育向上、HIV保持者の人権や尊厳の助長などが挙げられる。また、『病気の多い国』という汚名、マイナスイメージの払拭も試みている。保健省はARV(抗レトロウイルス薬)治療を行う施設が500から1000施設に増えたことを発表、HIV/Aids検査を積極的に受けていこうと推進した。

HIVネガティブと判明した今、ズマ大統領に怖いものはない。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)


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