桜:造幣局の「通り抜け」始まる 見物客1500人 大阪

2010年4月14日 10時58分 更新:4月14日 11時45分

気温が下がり、コートやジャンパーを羽織った人たちでにぎわう桜の通り抜け=大阪市北区の造幣局で2010年4月14日午前10時12分、馬場理沙撮影
気温が下がり、コートやジャンパーを羽織った人たちでにぎわう桜の通り抜け=大阪市北区の造幣局で2010年4月14日午前10時12分、馬場理沙撮影

 大阪市北区の造幣局で14日、春本番を告げる「桜の通り抜け」が始まった。午前10時の開門と同時に約1500人の見物客が遊歩道を散策。色鮮やかに花を咲かせる桜を楽しんだが、寒気の影響で肌寒く、ジャンパーやコート姿が目立った。全体では7分咲き程度で、本格的な見ごろは今週末という。

 大阪管区気象台によると、大阪市の今朝の最低気温は平年より1.2度低い9.1度。14日の予想最高気温も14度で平年より5度程度低くなるという。

 通り抜けは1883年から第二次世界大戦中を除いて開催されており、今年の桜は127周年にちなみ、昨年より1品種多い127品種で354本。一番乗りで午前7時半から開門を待ったという東京都北区の久米原義雄さん(60)は「少し寒いが桜を見ていると気分がいい。八重桜が多く見ごたえがある」と満足げだった。

 通り抜けは20日までの午前10時(土日は午前9時)から午後9時。入場無料。問い合わせは専用電話(050・5548・8686)へ。【稲垣淳】

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