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【社会】

芸能人情報を不正取得 弁護士を業務停止6カ月

2010年6月7日 22時57分

 顧問をしていた東京都内の探偵会社(昨年3月廃業)を通じてマスコミに流れると知りながら、芸能人らの戸籍謄本や住民票など約90件分を取得していたとして、東京弁護士会は7日、山本朝光弁護士(79)を弁護士法に基づき業務停止6カ月の懲戒処分とした。

 発表によると、山本弁護士は月額5万円で顧問契約を結んだ探偵会社の依頼を受け、昨年1月までの2年間、芸能人や事件関係者らの戸籍謄本や住民票など計約90件分を区役所に自ら請求するなどし取得した。

 司法書士を通じた請求もあったといい、昨年8月に区役所から連絡を受けた司法書士会が東京弁護士会に通報して発覚した。

 東京弁護士会は、探偵会社の代表者が既に死亡しているため、全件が流出したかどうかは確認できない、としている。山本弁護士は「断り切れなくなってやった。悪いことだと認識していた」と話しているという。

(共同)

 

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