タオル、消毒資材は「十分」 県対策本部

(2010年6月7日付)

 県口蹄疫防疫対策本部は口蹄疫発生地域で消毒作業に使ってもらおうと全国から寄せられているタオルや消毒資材について「十分足りている」として提供を控えてもらうよう呼び掛けている。このほか、物資などの提供を希望する場合は、事前の問い合わせを求めている。

 同本部によると、民間団体などが「消毒マット用に」とタオルの提供をインターネットなどで呼び掛け。結果、発生市町には全国から大量に送られ、保管場所に苦慮し負担になっている状況だという。

 ほかにも消毒薬メーカーなどの企業が消毒資材などの提供を申し出ているが、消毒資材は安全性や効果などを確認した製品を県が各市町村に配布。提供を受ける場合も安全性などの確認が必要だが、そこまで手が回らず、受け入れは保留している。

 同本部では「気持ちは本当にありがたいが、発生市町が必要な物資と一致しないといけない。提供してもらう前に一度県に相談してほしい」としている。同本部TEL0985(26)0078。