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ゴルフ場拡張工事で古墳損壊 奈良・御所の国史跡

2010年6月7日13時16分

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ゴルフ場拡張工事で古墳損壊

写真:古墳が壊されたゴルフ場。写真中央に延びるのり面が削られた=7日午前、奈良県御所市朝町、朝日新聞社ヘリから、小林裕幸撮影古墳が壊されたゴルフ場。写真中央に延びるのり面が削られた=7日午前、奈良県御所市朝町、朝日新聞社ヘリから、小林裕幸撮影

地図:  拡大  

 奈良県御所(ごせ)市の国史跡、巨勢山(こせやま)古墳群(5〜6世紀)で、隣接するゴルフ場の拡張工事に伴って一部の古墳が壊されていたことがわかった。文化財保護法に基づく文化庁の許可を受けていなかった。同庁などはゴルフ場運営会社「秋津原」(同市)に古墳を元に戻すよう指導した。

 御所市教委によると、同古墳群は、市南部の東西約3.3キロ、南北約3.5キロの丘陵地帯に約700基の小古墳が集中し、国内最大級の規模という。地元有力豪族の葛城(かつらぎ)氏や巨勢(こせ)氏との関連が指摘されている。

 ゴルフ場は「秋津原ゴルフクラブ」。昨年11月、打ちっ放しの練習場を拡張するため、所有地である史跡指定地の山の斜面を約5400平方メートルにわたって崩した。この際、直径十数メートルの円墳4基の一部を壊し、半壊したものもあるという。4基とも未調査だった。

 通報を受けた市教委は同月26日、工事中止命令を出し、斜面の崩落を防ぐため、防護ネットを張るなどの仮復旧工事を今年5月末までに実施した。同クラブの担当者は「古墳の認識はあったが、許可が必要とは思わなかった」。文化庁記念物課は「論外の行為。古墳を元に戻すよう求めた」としている。

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