悲しいこと [ブログ]
ことさら忙しかった仕事のあと、信頼するチーフのKさんから聞いた話。
以前お話しした、うつ症状が強くてやむなく手放したナースがすでに近隣の病院へ勤め、そこで私やスタッフの悪口を言っているとのこと。「不当な扱いを受けた」と言っているとのことで、私が彼女を特別に可愛がっていたのを知っているKさんは、いたく憤慨していました。
診療所の評判も落としかねないと心配もしてくれました。「(人として)一番してはいけないことですよね」とも。
私はそれを聞いて腹が立つというより、ひどく悲しい気持ちです。
人ってそんなに変われるものなんですね。
いったいいつからそんな人になってしまったのでしょう。
人生長ければ悪口言われるのなんていくらでもあるし、特に女だてらに院長張って生きていれば世間の風当たりは強いです。たとえあらぬ噂を立てられたとしても、自分の信じたことを日々誠実にやって行くだけです。
だからそれはいいんですが・・・・
悪口というのは、言っている人の品性を落とします。それは全く確実に。
そのときは話題の中心になれるし、興味や同情の対象となれますが、結局最終的には自分の価値を下げることになります。
だから賢い分別のある人は、愚痴りたくてもぐっと我慢するのです。
悲しいし、割り切れない気持ちです。
彼女を救えなかったこと。そしてさらに墜ちていくのを目の当たりにすること。
世の中の理不尽さを痛感するエピソードです。
今年は仕事上、すでにいろいろありました。
それを一緒に乗り越えたチーフのKさんと信頼関係を深められたのは、何よりの収穫でした。
「人事の問題はエンドレスですよ」と知人にも言われました。いつまでたってもついて回る命題だと。
確かに。
たとえ一時良い状態を築けても、時間が経てば、人も状況も周りの社会環境も変わりますからね。
「全ての事象は移動の途中にある」(海辺のカフカより)です。
理論派に見える(?)私ですが、実は感性で生きています。
『勘』というものをとても大切にしています。理由が分からなくても、『勘』が強く示唆していることには従うようにしています。
件のナースを諦めるときもそうでした。プライベートの生活態度を見ていても、すでに一個の人間として肯定出来なくなっていたので、「これはもう決別した方が良い」と腹をくくりました。
それで良かったのだと思います。
世の中には明らかに負のオーラを発している人がいるので、なるべく接触を避けなければなりません。そうやって身を守ってきました。
私自身に弱いところはたくさんあります。もっと強くなりたいと思います。
けれど弱いからこそ、危険を察知して忌避する術(すべ)を身につけたとも思います。ですから『勘』は私の大事な生きる本能、身を守るための能力でもあるわけです。
悲しいのは・・・・親しかった人、大事に思っていた人が墜ちていくのを見ること。
なんとかどこかで踏みとどまって欲しいと・・・今でも願わずにはいられません。
以前お話しした、うつ症状が強くてやむなく手放したナースがすでに近隣の病院へ勤め、そこで私やスタッフの悪口を言っているとのこと。「不当な扱いを受けた」と言っているとのことで、私が彼女を特別に可愛がっていたのを知っているKさんは、いたく憤慨していました。
診療所の評判も落としかねないと心配もしてくれました。「(人として)一番してはいけないことですよね」とも。
私はそれを聞いて腹が立つというより、ひどく悲しい気持ちです。
人ってそんなに変われるものなんですね。
いったいいつからそんな人になってしまったのでしょう。
人生長ければ悪口言われるのなんていくらでもあるし、特に女だてらに院長張って生きていれば世間の風当たりは強いです。たとえあらぬ噂を立てられたとしても、自分の信じたことを日々誠実にやって行くだけです。
だからそれはいいんですが・・・・
悪口というのは、言っている人の品性を落とします。それは全く確実に。
そのときは話題の中心になれるし、興味や同情の対象となれますが、結局最終的には自分の価値を下げることになります。
だから賢い分別のある人は、愚痴りたくてもぐっと我慢するのです。
悲しいし、割り切れない気持ちです。
彼女を救えなかったこと。そしてさらに墜ちていくのを目の当たりにすること。
世の中の理不尽さを痛感するエピソードです。
今年は仕事上、すでにいろいろありました。
それを一緒に乗り越えたチーフのKさんと信頼関係を深められたのは、何よりの収穫でした。
「人事の問題はエンドレスですよ」と知人にも言われました。いつまでたってもついて回る命題だと。
確かに。
たとえ一時良い状態を築けても、時間が経てば、人も状況も周りの社会環境も変わりますからね。
「全ての事象は移動の途中にある」(海辺のカフカより)です。
理論派に見える(?)私ですが、実は感性で生きています。
『勘』というものをとても大切にしています。理由が分からなくても、『勘』が強く示唆していることには従うようにしています。
件のナースを諦めるときもそうでした。プライベートの生活態度を見ていても、すでに一個の人間として肯定出来なくなっていたので、「これはもう決別した方が良い」と腹をくくりました。
それで良かったのだと思います。
世の中には明らかに負のオーラを発している人がいるので、なるべく接触を避けなければなりません。そうやって身を守ってきました。
私自身に弱いところはたくさんあります。もっと強くなりたいと思います。
けれど弱いからこそ、危険を察知して忌避する術(すべ)を身につけたとも思います。ですから『勘』は私の大事な生きる本能、身を守るための能力でもあるわけです。
悲しいのは・・・・親しかった人、大事に思っていた人が墜ちていくのを見ること。
なんとかどこかで踏みとどまって欲しいと・・・今でも願わずにはいられません。
2009-10-30 08:16
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