熱烈な虎党として知られる漫画家・高橋留美子さん(52)の大ヒット漫画「うる星やつら」のヒロイン・ラムちゃんが阪神タイガースと異色コラボを実現させたことが6日、分かった。ラムちゃんが“応援団長”のように阪神の公式デザイン球団旗を持った、猛虎仕様のオリジナルフィギュアが今月中旬から発売される。ペナント奪回を目指す真弓阪神に心強い勝利の女神が誕生だっちゃ!!
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フィギュアは、おなじみのトラ柄ビキニ姿のラムちゃんが右手に阪神球団旗をひるがえして、ほほ笑み、その横にはトラ柄スクーターにまたがったラムの親族・テンちゃんの姿も。こんな2人に応援されたら猛虎打線が爆発するのは、もう間違いないだろう。
“ラム応援団長”の企画が動きだしたのは昨年9月。大手フィギュアメーカー「コトブキヤ」社員の熱烈トラ党担当者が、ありそうでなかったラムちゃんとタイガースのコラボ企画を高橋さんと阪神サイドに提案し、すぐさま快諾を得た。ペナントレースが激化する夏場を前にラムちゃんの応援が甲子園に届くように製作を開始。満を持して6月中旬にタイガースグッズを扱うショップなどで発売されることになった。
高橋さんは2003年、阪神が18年ぶりにセ・リーグ優勝を果たした際には、デイリースポーツにタテジマ戦士を応援するラムちゃんのイラストを書き下した。今回のコラボにも大喜びし、本紙を通じてチームに熱いメッセージを寄せた。
「長年の阪神ファンなので、今回のコラボは大変光栄です。今年の超攻撃的打線、試合の最後まで期待しながら楽しくテレビ観戦してます。突然の赤星選手引退はいまだに寂しいのですが、その分、新加入及び若手の選手のみなさまに期待しております。優勝を目指して一丸となって戦ってください。がんばれタイガース!!」
タイガースの商標担当者は「次回作は(阪神の)ユニホーム姿で登場、というのも見てみたいものです」と話しており、第2、第3弾のコラボも期待できそうだ。