2度目の防衛に成功したビリーケン・キッド=大阪ミナミムーブオンアリーナ
「大阪」(6日、ミナミムーブオンアリーナ)
大阪プロレス選手権は、王者ビリーケン・キッドが、挑戦者ミラクルマンを退けて2度目の防衛に成功した。序盤は鬼気迫る挑戦者の攻撃に防戦一方だったが、足へ攻撃を集め、動きを止める作戦で活路を開いた。何度でも立ち上がってくるミラクルの気力を、こうもり吊り落とし2連発からのベルティゴで断ち切った。V2防衛を果たしたとはいえ、挑戦者の底力を感じ取ったビリーは「ミラクルマンさん、僕たちの目標でいてください!年上の人間がこんなに頑張っていたら“僕なんてまだまだだ、もっともっと頑張らないと”って、選手みんなが思いますよ!これからもよろしくお願いします!」と、リング上から最大級の賛辞を送った。
防衛を果たしたことで、6・18ドラゴンゲートとの全面対抗戦には現役王者として迎えることになったが、ビリーは「チャンピオンとしてリングに立つからには、このベルトを賭けて戦う。ヤツの名を防衛記録に刻んでやります」と、CIMAとの一騎打ちに、団体の至宝を携えることを明言した。
(2010年6月6日)