韓国鉱物資源公社、合弁でリチウム開発事業参入へ

 韓国が初めてリチウムの開発事業に参入する。2次電池の素材リチウムは最近、世界的に需要が急増している。

 韓国鉱物資源公社とGSカルテックス、LG商事からなる韓国コンソーシアムは4日(現地時間)、リチウム専門企業のカナダ・リチウム・ワン社と、アルゼンチン・サルタ洲のリチウム埋蔵地区を共同で探査することを内容とする合弁契約を締結した。

 合弁事業の出資比率は、韓国コンソーシアムが30%、リチウム・ワン社が70%だ。

 韓国鉱物資源公社は、同地域に炭酸リチウム200万トン、塩化カリウム900万トン以上が埋蔵されているとみている。

 同公社のキム・シンジョン社長は、「リチウムはハイブリッド自動車や電気自動車などの2次電池の原料として需要が急増しているが、現在、韓国はすべて輸入に頼っている。今後はリチウム確保に向け、チリやアルゼンチン、ボリビアを積極的に攻略したい」と語った。

李性勲(イ・ソンフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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