田原:普天間の問題は、樽床さんはどうすると言ってるんですか?
上杉:今言ったように、普天間問題に関しては、鳩山さんが昨日言った思いを大切にすると。あれは、50年先とか言ってましたけど、独立した防衛ですよね、自主防衛というか。
田原:具体的にたとえば、普天間を日米共同声明では辺野古に移すと言いきってるわけですね。ところが沖縄の了解得てないわけだから沖縄には移りませんね。この部分、樽床さんは?
上杉:だから、その部分の認識すらなかったのかなと。最後に、沖縄の地元紙の記者が質問したんですよ。それに対してあいまいな答えだったんですね。だからその記者は繰り返し聞いたんです。でも結局納得できる答えが得られず、そこで会見打ち切りとなったんです。
田原:靴を投げようとしたのは・・・
上杉:ちょうどそのときです。
田原:投げなかったんですね?
上杉:投げなかったです(笑)
田原:なんで投げなかったの?
上杉:今日の靴、ちょっと脱ぎづらくて。
田原:ああそう(笑)。
上杉:それをTwitterでつぶやいたら、「今日はまだ早い、これから勉強して明日変わるかもしれないじゃないか」と。
記者クラブを怒らせた首相のインタビュー
田原:ところで、最近、「週刊ポスト」で書いてますが、なんで「週刊現代」じゃなくて、「週刊ポスト」でばかり書いているの?
上杉:「週刊現代」は今ここにいる瀬尾さん(現・現代ビジネス編集長)がね、私のこと追い出したんですよ。
田原:追い出した? そうなの?
瀬尾:いえいえ。三顧の礼をもって・・・(笑)
田原:三顧の礼を尽くして追い出したんだね(笑)
上杉:加藤晴之さんという当時の週刊現代編集長にも、追い出されて。
田原:なんで?
上杉:私のこと嫌いだからじゃないですか(笑)。
田原:ハハ。それはそれとして、最近、テレビに上杉さん出てないね。
上杉:だめですね。
田原:なんでですか?
上杉:こちらの理由は端的に、明確に自分でも意識してるんです。2年前くらいから記者クラブ問題というのを言いだしたんですよ。当時、地上波でレギュラーいくつか持っていて。
田原:開放しろと。
上杉:ええ、オープンにしろと。別に記者クラブつぶせとは、1回も言ったことない。
田原:でもオープンにするということは、記者クラブをつぶすということですよ。
上杉:そうですか。
田原:うん、彼らは特別の権限だと思ってるんだから。
上杉:たぶん、記者クラブについては田原さんが最も古く戦った。
田原:いやいや。
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