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【プロ野球】

楽天球団新の1試合6発 ノリタケ弾などで巨人粉砕 

2010年6月7日 紙面から

巨人−楽天 6回表2死、勝ち越しソロを放ち、本塁へ向かう山崎=東京ドームで(北田美和子撮影)

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◆楽天10−4巨人

 交流戦首位に躍り出た楽天が、猛打で巨人をねじ伏せた。球団新となる1試合6アーチで昨季日本一の巨人を撃破した。

 一発攻勢の号砲を鳴らしたのは、4番の中村紀だ。1回に8号2ラン、4回には2打席連発となる9号ソロ。「東京ドーム大好き。考えずにミートをするだけでええ」。2打席連発は中日時代の2008年7月29日の横浜戦(豊橋)以来、2年ぶり21度目(3連発含む)。「去年は(2軍生活が長く)野球をしていなかったから。いい打順で打たせてもらってるし、これも巡り合わせ」としみじみと語った。

 山崎も続いた。同点の6回、勝ち越し弾となる13号ソロ。決勝アーチとなったこの一発は今季4度目の“ノリタケ”アベック弾。

 これが、山崎にとって巨人戦通算100打点ともなった。「ウチは重量打線だね」と喜び、ダイヤモンドを1周した後のハイタッチでは「狭い、狭い」と触れ回った山崎。この日は長男・大貴君(13)を球場に招待しており、「おやじの面目を保てた」と目を細めた。

 チーム本塁打数はこの日を含めて41本。両リーグトップの87本を放つ巨人の半分に満たない。本拠地のKスタ宮城はフランチャイズ球場では最大の両翼101・5メートル。今季は本拠地22試合でチームは計10本塁打しか打っていない。

 一方、左中間、右中間の膨らみがない東京ドームに来ると、楽天の打者は外野フェンスが間近に感じてしまうという。そんな効果があってか、高須、嶋、ルイーズも会心の一発。1試合6本塁打は今季両リーグ最多だ。

 これで3連勝。交流戦は残り5試合で12勝6敗1分け、勝ち越しを確定させ首位を死守。借金は完済間近の1だ。楽天が怒とうの6月反攻に入った。 

  (鶴田真也)

 

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