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ヤンキースタジアムで34年ぶりボクシング
34年ぶりにボクシングの試合が行われたヤンキースタジアム
Photo By AP |
大リーグ・ヤンキースの本拠ヤンキースタジアムで5日、34年ぶりにボクシングの試合が行われ、観衆2万727人を集めた。メーンで行われたWBA世界スーパーウエルター級タイトルマッチでは、挑戦者のミゲル・コット(29=プエルトリコ)が王者ユーリ・フォアマン(29=イスラエル)に9回TKO勝ちし、タイトルを奪取した。コットは3階級制覇を達成。昨年11月にイスラエル初の王者となったフォアマンは7回に古傷の右ひざを痛め、初防衛に失敗した。
ヤンキースタジアムでのボクシングは、旧球場だった1976年9月28日のムハマド・アリ対ケン・ノートン(ともに米国)戦が最後。当時主審を務めたアーサー・マーカンティ氏の息子、アーサー・マーカンティJr氏がこの日の主審だった。
≪胸張るコット、フォアマンはひざ痛め…≫昨年11月に5階級制覇王者パッキャオ(フィリピン)に敗れたコットは「オレがもう終わったボクサーだと言ってたヤツは考えを改めろ」と胸を張った。一方、フォアマンは29戦目で初黒星。7回にひざを痛め、8回が始まる前にレイラ夫人がトレーナーに試合をやめさせるよう詰め寄る場面もあった。陣営の1人はタオルを投げ込んだものの、マーカンティ主審はこれを無視して試合を続行。9回で力尽きたフォアマンは「痛みが強くて動けなかった」と言ってうなだれた。
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