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石井の反則負け取り消し!無効試合に
反則負けが無効試合となった石井(右)を激励する向井社長
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石井慧(23=アイダッシュ)の反則負けが取り消された。4日にホノルルで行われたマイルス・ティナネス(35=米国)戦で終了ゴング後に攻撃したとして反則負けとなったが、5日に主催者がジャッジミスを認め、無効試合との裁定が下された。通算成績は2勝1敗1無効試合。次戦は7月10、18日にオーストラリアで行われる「impact FC」出場が有力だ。
初体験の反則負けから一夜明け、石井に朗報が届いた。出場したハワイの格闘イベント「X1」の主催者が、ティナネス戦の結果をジャッジミスによる無効試合と訂正した。石井は1R終了間際に左フックでティナネスからダウンを奪い、終了ゴングに気づかずに倒れた相手を攻撃したため反則を取られたが、ゴングが鳴った直後に両者の間に割って入るべきレフェリーのアクションが遅かったのも確かだった。
もっとも、知らせを聞いた石井は「自分の中では勝った試合。無効試合になってもあんまり関係ない。打撃の成長がかいま見えて自信になった。KOできたことの方が大きい」と冷静だった。既に視線は次戦へと向けられている。有力なのが、7月10、18日にオーストラリアで行われる新たな格闘イベント「impact FC」への参戦だ。8月22日の「SRC14」(両国国技館)へ参戦するプランがあり、関係者は「オーストラリアからオファーが来ているし、SRCへの参戦と時期などを考えて実戦経験を積ませる意味でも検討したい」と話した。
参戦となれば格闘家転向後、日本、米ハワイ、ニュージーランドに次いで試合は4カ国目。世界各地でさまざまな相手と対戦することで、着実にレベルアップが望める。月1回のペースでの試合を希望している石井も「どんどん実戦を経験したい。オーストラリアで試合があるならやってみたい」とやる気十分。この日はホノルル市内でSRCの向井社長と話し合い、「少しでも早く日本で試合がしたい」と8月の出場も直訴した。向井社長は「早ければ8月になるが、対戦相手も知名度がないとダメ。日本人、外国人と、戦うのにふさわしい相手を早急に探したい」と検討することを約束した。
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